遺体安置とは、ご逝去から火葬までの間、ご遺体をご自宅や葬儀社の安置施設でお預かりすることで、その期間は平均して2〜4日ほどが目安とされています。法律で定められた時間に加えて、火葬場の予約や葬儀の準備に日数がかかるため、原則的にご逝去の当日に火葬を行うことはできません。
この記事では、安置期間が必要となる理由と、期間が延びやすいケース、安置場所の選び方と費用の目安、安置期間の過ごし方をご紹介します。
なお、ご危篤、ご逝去でお急ぎの方は「お急ぎの方へ」ページをご確認ください。
なぜすぐに火葬できないのか|2つの理由

ご逝去から火葬までに安置の期間が必要となる理由は、法律の定めと、葬儀に向けた実際の段取りの2つです。ここでは、それぞれの理由がどのように日数に関わるのかを順にご紹介します。
理由1:法律の定め(24時間の規定)
「墓地、埋葬等に関する法律」では、感染症法上の特別な場合などを除き、死後24時間を経過した後でなければ火葬や埋葬は行えないと定められています。そのため、通夜や告別式を行わない直葬の場合でも、少なくとも1日は安置の期間が必要となります。
理由2:葬儀に向けた段取り
24時間が過ぎたあとも、火葬場の予約や死亡届・火葬許可証の手続き、通夜・葬儀の準備に、通常1〜3日ほどかかります。菩提寺(ぼだいじ)、つまり先祖代々お付き合いのあるお寺や、ご親族との日程調整もこの期間に行います。安置の期間は、法律で定められた1日に、こうした段取りの日数が重なって決まります。
安置期間が延びる4つのケース

安置の期間は平均2〜4日が目安ですが、条件によってはもう少し長くなることもあります。主に次の4つの場面で延びやすくなるため、あらかじめ知っておくと日程の見通しを立てやすくなります。
1. 火葬場の予約が取れない
川口市の公営火葬場「めぐりの森」は友引と1月1日〜3日が休業日のため、友引明けや年始は予約が集中しやすくなります。蕨市の方が利用することの多い戸田葬祭場などの近隣施設でも、混み合う時期には数日待ちになることがあります。
川口市めぐりの森と戸田葬祭場の特徴については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
2. 冬場のご逝去が増える時期
寒い時期はご逝去が増える傾向にあり、火葬場全体が混み合いやすくなります。年末年始は火葬場の休業も重なるため、安置が1週間近くになる場合もありますので、日程に余裕を見ておくと慌てずに準備を進められます。
3. ご親族や宗教者との日程調整
遠方のご親族の到着を待つ場合や、菩提寺のご都合に合わせる場合には、あえて日程を繰り下げることもあります。ご家族やご親族がそろってお見送りできるように、日程を調整されるご家庭も多くいらっしゃいます。
4. 死因の調査が必要な場合
ご自宅での突然のご逝去などで警察による検視や検案が行われる場合は、手続きが終わるまでお引き渡しを待つことになります。検視や検案にかかる日数はそれぞれの状況によって異なるため、警察からの連絡を待って日程を決めていきます。
安置場所の選び方|自宅と施設

安置場所は、大きく「ご自宅」と「葬儀社の安置施設」の2つに分かれます。ご家族の状況によって向いている場所が異なるため、それぞれの特徴を次の表にまとめました。
| 安置場所 | 向いているケース | 留意点 |
|---|---|---|
| ご自宅 | 住み慣れた場所で過ごしてほしい/面会を自由にしたい | 布団を敷くスペースが必要/ドライアイスの管理・夏場の室温管理/搬入経路(階段・エレベーター)の確認 |
| 葬儀社の安置施設 | ご自宅への搬入が難しい/集合住宅にお住まい/長めの安置が見込まれる | 面会の可否・時間帯は施設により異なる/施設使用料がかかる |
ご自宅で安置する場合
ご自宅では敷布団にお休みいただき、ドライアイスで保全しながら、枕飾りという小さな祭壇を設けて、ご家族がそばで過ごせるように整えます。中央福祉葬祭では、ご自宅での安置の設営からドライアイスの交換までお手伝いしております。
施設で安置する場合
中央福祉会館や小さな蕨会館をはじめとする葬儀社の安置室では、温度が管理された環境でご遺体をお預かりし、ご家族は面会の時間にお参りいただけます。集合住宅にお住まいの方が増えていることもあり、施設での安置を選ばれる方も増えています。
安置にかかる費用の目安

安置には搬送費や施設の使用料などいくつかの費用がかかりますが、主な費目と目安は次の表のとおりです。何にどれくらいかかるのかを知っておくと、見積もりの内容を確かめやすくなります。
| 費目 | 目安 |
|---|---|
| 搬送費(病院→安置場所) | 1万〜3万円程度(距離による) |
| 安置施設使用料 | 1日5,000円〜2万円程度 |
| ドライアイス | 1日1万円前後 |
| 枕飾り一式 | プランに含まれることが一般的 |
葬儀社などの安置施設を利用する場合の費用は、合計で1日あたり1万〜3万円程度が目安ですが、多くの葬儀プランには安置2〜3日分があらかじめ含まれています。プランに含まれる日数と、それを超えたときの1日あたりの金額を、事前に確かめておくことが大切です。
プラン外で発生しうる追加費用の考え方については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
安置期間の過ごし方

安置の期間は、火葬までの日数を待つだけでなく、ご家族が故人様のそばで過ごすことのできる時間でもあることから、次のように過ごされる方が多くいらっしゃいます。
- お顔を見て、手を握り、語りかける
- 遠方のご家族が駆けつけ、皆さまでお別れをする
- 葬儀の形について、ご家族で落ち着いて話し合う
納棺の際に納める思い出の品を選んだり、旅立ちの衣装を整えたりすることも、この期間に行われることが多くあります。火葬まで日が空く場合も、故人様のそばで過ごす時間として、ご家族のペースで過ごしていただけます。
遺体安置についてのよくあるご質問

遺体安置について、よく寄せられるご質問を5つ取り上げ、それぞれの考え方と回答をまとめました。
自宅安置は何日までできますか?
自宅安置の日数に法律上の上限はなく、ドライアイスによる保全を続けることで、数日から1週間程度は安置することができます。季節やご遺体の状態によって変わるため、長くなりそうな場合は、保冷設備のある施設での安置や、エンバーミングという衛生保全処置をご案内しております。
安置中はいつでも面会できますか?
ご自宅での安置であれば、ご家族の都合に合わせて面会することができます。施設での安置の場合は、面会の時間や付き添いの可否が施設ごとに異なるため、ご希望をうかがったうえで安置場所をご案内しております。
病院に安置しておくことはできませんか?
病院の霊安室は、数時間程度の一時的な安置を前提としているため、ご逝去後は比較的早い段階で搬送先を決める必要があります。深夜でもお迎えに伺いますので、行き先がお決まりでない場合はお電話ください。
安置期間中に葬儀社を変更できますか?
搬送を依頼した葬儀社に、そのまま葬儀まで依頼する義務はなく、安置場所の移動を含めて検討することができます。ご家族で話し合い、納得されたうえで、葬儀をお願いする葬儀社を決めていただけます。
費用を抑えるには、安置期間を短くするしかありませんか?
火葬場の予約状況によるところもありますが、空き枠に合わせた日程の組み方や、プランに含まれる安置日数の使い方によって、費用を抑えられる場合もあります。地域の火葬場の予約状況をふまえた日程の組み方についても、ご相談いただけます。
ご搬送・ご安置のご相談は中央福祉葬祭へ

ご逝去から火葬までの安置の期間は平均2〜4日ほどで、火葬場の予約状況や季節、ご親族との日程調整によって延びることもあります。安置場所や費用は、ご家族の状況やプランの内容をふまえて選ぶことができます。
中央福祉葬祭は、川口市西新井宿の「中央福祉会館」と、蕨市北町の「小さな蕨会館」を直接運営している、川口市・蕨市の葬儀社です。深夜や早朝のお迎えから、ご自宅・会館でのご安置、火葬までの段取りについて、ご相談を承っております。
「搬送先がまだ決まっていない」「何から手をつければよいかわからない」という段階のご相談も、無料で承っております。お電話の窓口では24時間365日ご相談を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
今すぐのお迎えやご相談の窓口については、以下のページでご案内しています。
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