葬儀コラム

蕨市で家族葬を行う場合、総額はおおむね100万〜150万円前後に収まることが多く、内訳は「葬儀一式費用」「祭壇とお花」「料理と返礼品」「式場使用料」「お布施」「移動手段の費用（マイクロバス・タクシーなど）」が中心になります。

それぞれの費用目安としては、葬儀一式が20万〜80万円、料理と返礼品が15万〜30万円、お布施が20万〜35万円ほどを見込んでおくとイメージしやすいでしょう。

参列者が高齢の方や遠方の方を含む場合は、マイクロバスやタクシーの手配が必要になり、その分の費用も考えておく必要があります。

ご家族様が家族葬で後悔しないためには、「どのくらいの人数・規模で行うのか」「どの火葬場・式場を使うのか」「移動手段をどうするのか」「お花や会食はどこまで必要なのか」を、事前に葬儀社へ相談しておくことが大切です。

【蕨市】家族葬の気になる費用相場・総額について

蕨市で家族葬を行う場合、総額は100万〜150万円くらいになることが多いです。

蕨市での家族葬であっても、通夜・告別式を二日間で行い、祭壇や返礼品、料理などを含めた一般的な内容で執り行う場合、全国平均（105.7万円）と大きく変わりません。

もちろん、葬儀社においては安価な家族葬のプランもありますが、最終的な総額としては同程度の費用がかかると考えておいた方が安心です。

出典：いい葬儀｜【2024】埼玉県の家族葬・葬儀費用の相場金額と内訳

蕨市内の家族葬の相場価格・総額の表

蕨市民が気になる蕨市の家族葬の費用内訳は、次の表のようになります。

選択するプランによって大きく変動するため、あくまで目安としてお考えください。

費目	主な内容	蕨市の目安金額
葬儀に必要な基本費用	祭壇・棺・安置・搬送 など	20万円〜80万円ほど
料理や返礼品	通夜の料理・精進落とし・返礼品	15万円〜30万円ほど
お寺様へのお礼	お布施・戒名など	20万円〜35万円ほど
式場の使用料	近隣公営（市外料金）・民営の会場費	5万円〜15万円ほど
総額の目安	家族葬（通夜・告別式）	100万円〜150万円

ご家族様が蕨市で家族葬を行う場合の費用は、どの式場を利用するか、どのようなプランを選ぶかによって大きく変わります。

例えば、参列される人数を増やすと、通夜の料理や返礼品の数が増えるため、最終的に家族葬でかかる金額は人数に応じて大きく変動します。

そのため家族葬の基本プランで葬儀社を選ぶだけでなく、参列者の飲食費やお布施、式場費まで含めた総額を把握し、ご家族様が故人様をどのようにお送りしたいかに合わせて予算を検討することが大切になります。

蕨市民の家族葬の内容や費用は、移動距離で変わる場合もある

蕨市民の家族葬の費用は、ご家族様が「どの斎場（火葬場）を選ぶか」という判断でも、その内容や総額が変わります。

なぜなら、蕨市には公営斎場（火葬場）が存在しないため、公営斎場を利用したい場合は、近隣の施設を利用する必要があるからです。

蕨市民がほかの市町村の公営斎場を利用する場合には、割高な市外料金が火葬料に適用されることがあります。

近しい身内だけで静かに見送りたいのか、参列者も交えて会食を行うのかなど、参列者の移動の負担や規模をふまえて家族葬のプランを選ぶことが大切です。

蕨市の家族葬の内容や費用が変わる5つの理由

（1）参列人数で変わる

家族葬の費用は参列者が増えると、料理・返礼品・席数・控室などが追加で必要になるため大きく変動します。

料理や返礼品は一人ひとりに必要となるため、人数が増えるほどご家族様が支払う合計金額が積み上がるからです。

（2）会場の種類と「市外料金」で変わる

どの式場を使うかによっても費用は変わりますが、特に蕨市では市外料金がかかるのが他の市と違うポイントです。

前述したように、蕨市には公営斎場がないため、ご家族様は民営ホールや近隣自治体の公営斎場を選ぶ必要があります。

蕨市民の皆様には火葬料に市外料金が適用されるため、市民料金が適用される方と比べて火葬料が高額になる可能性が高いです。

（3）祭壇やお花の内容で変わる

故人様をどのように送りたいかというご家族様の意向で、祭壇やお花の内容が変わるため、家族葬の費用に影響します。

生花を多く飾りたい場合や、華やかな祭壇にしたい場合は、使う花の量が増えたり、大きい祭壇を組む必要があるため、費用が上がります。

（4）お布施の金額によって変わる

お寺様へのお布施も、家族葬の費用に含まれる大きな項目です。

お布施の金額は宗派や、ご家族様とお寺様とのお付き合いの深さによって変わります。

また、お寺様の所在地や移動の都合によっては、タクシー代などの送迎費用が高くなってしまうこともあるため、あらかじめ想定しておくようにしましょう。

なお、埼玉県のお布施の平均額は22.5万円となっています。もし「いくらお渡しすれば良いのか」悩む場合には、お気軽に葬儀社スタッフにご相談ください。

（5）安置する日数と当日の「移動距離」で変わる

故人様の安置日数が長くなると、安置料が追加で必要になることがあります。

蕨市の場合、火葬場が市外にあるため、故人様を安置場所から式場や火葬場へ移動する際の搬送距離が長くなることで、その分の搬送料が増えることもあります。

ご家族様が葬儀の準備をゆっくり進めたいと考える場合は、日数や移動の回数に応じて費用が変わる可能性があることも合わせて覚えておきましょう。

蕨市で家族葬を行う際の流れと注意点

（1）ご逝去したらまずは葬儀社に連絡する

亡くなったら、まず葬儀社へ連絡しましょう。死亡診断書は病院で発行されるため、受け取る前でも連絡して問題ありません。連絡を受けた葬儀社が、故人様を自宅または葬儀会館へ搬送・安置します。

安置場所に葬儀会館を選ぶ場合、1日あたり5,000〜1万円の費用がかかります。火葬場の混雑で日程が延びることもあるため、費用を抑えるには早めに葬儀や火葬の日程を確定させることが大切です。

（2）葬儀社との打ち合わせをおこなう

ご家族様は葬儀社に要望を伝え、葬儀の形式、参列人数、式場、日時を決めます。

前述したように、参列される方の人数が増えるほど、飲食費と返礼品の費用が増え、総額に大きく影響します。

ただし、ご高齢の参列者が多い場合は、移動も身体的な負担になりやすいです。そのため、費用だけではなく、アクセスのよさや移動時間を考慮した上で、葬儀内容や会場選びを調整した方が良い場合もあります。

（3）通夜式をおこなう（1日目夕方）

ご家族様は通夜式に参加し、読経と焼香を行います。

通夜式では参列者へ食事を振る舞う「通夜振る舞い」があります。

料理は葬儀社が発注することが多く、1人あたり2,000〜3,000円が相場です。参列人数によって費用が変動するため、事前に人数の目安を伝えておきましょう。

（4）葬儀・告別式をおこなう（2日目午前）

ご家族様は告別式に参列し、読経と焼香、そして最後のお別れを行います。

お別れの場面で使う花の量が増えるほど費用も大きくなりますので、お花にかけるご予算もあらかじめ決めておきましょう。

（5）火葬・収骨をおこなう（2日目午後）

告別式が終わり、出棺の準備が整うと、ご家族様は葬儀社の担当者と一緒に火葬場へ向かい、火葬から収骨までを行います。

葬儀社が霊柩車を手配する場合は、1万〜2万円ほどの費用がかかります。

その後、故人様の火葬を行う際、蕨市民は近隣の市外斎場を利用するため、市外料金（5〜6万円程度）が適用されるのでご注意ください。

移動距離が長くなると、その分参列者やご家族の負担も大きくなりやすいため、事前に葬儀社へ相談し、マイクロバスなどの送迎手配を検討することが大切です。

蕨市で家族葬の費用を抑えるにはどうすれば良い？

蕨市で家族葬を行うときは、「送り方の規模」と「どの斎場（火葬場）を利用するか」を合わせて検討するようにしましょう。

その上で、ご家族様は参列者の範囲と利用する斎場を先に固め、「近しい身内のみとするか、ご友人まで含めるか」といった参列人数を調整します。

そうすることで家族葬の費用を整理しやすくなると同時に、ご家族様や参列者のご負担も減らしやすくなります。

以下で、蕨市での家族葬の費用を抑えるポイントを解説していきます。

（1）斎場決定後、移動手段をふまえて参列人数を決める

ご家族様が家族葬の人数を決める際は、火葬場が市外になり移動距離が発生することを前提に考えた方が良い場合があります。

ご高齢の方が多く参列する場合は、参列者の移動負担をできるだけ軽くするために、葬儀社にマイクロバスなどの手配が可能かも確認しましょう。

車での移動が負担になる方が多い場合は、参列者を近親者に絞ることも選択肢のひとつです。遠方の方には後日改めてお別れの場を設けるなど、移動費用も考慮しながら参列者の範囲を決めましょう。

（2）移動負担を考慮し、式場の規模とアクセスを把握する

参列人数が確定したら、移動の負担と規模のバランスがとれる式場を選ぶことが大切です。

人数に対して広すぎる式場は使用料が高くなり、逆に狭すぎると参列者が落ち着いて過ごしにくくなってしまいます。

お寺様へのアクセスも考慮に入れて式場を選ぶことで、当日の無駄な移動時間や負担を減らすことができます。

（3）お見送りの内容を決め、祭壇・装飾の量を調整する

ご家族様は、まず故人様をどのようにお見送りしたいのかについて、ご家族同士で気持ちを共有しておくことがとても大切です。

ご家族のお気持ちの方向性がそろっていると、祭壇の大きさやお花の量など、装飾面でどこまで必要かが決めやすくなり、「思っていた雰囲気と違う」といった行き違いも減らせます。

お花を増やせば会場はより華やかになり、祭壇を豪華にすればその分印象的なお葬式になります。

故人様へのお気持ちとご予算のバランスを考えながら、無理のない範囲でどの程度の飾り付けにするかを検討していきましょう。

（4）葬儀社に「大切にしたいこと」を伝えておく

ご家族様が家族葬で何を一番大切にしたいかを葬儀社にはっきり伝えておくことで、不要な項目や過剰なグレードを省きやすくなります。

式場や火葬場の市外料金といった細かな費用や、マイクロバスなどの移動手段の手配についても、当日の流れを把握している葬儀社と相談しながら決めていくことで、無理のないスムーズな家族葬を行いやすくなります。

蕨市の家族葬の費用は参列者の人数や式場選びで変わる

蕨市の家族葬の費用は、参列人数、式場の規模、祭壇やお花の量、料理と返礼品、お布施などの基本項目に加え、移動手段によっても大きく変わります。

特に蕨市で家族葬を行う場合は、市外斎場を利用することによる火葬料（市外料金）や、参列者の移動負担に伴う搬送費によって総額が高くなりやすいため、注意が必要です。

また、失敗しない家族葬のためには、故人様のために「斎場選びのポイント」と「何を優先したいのか」をご家族様同士で話し合っておくことが大切です。 

もし、具体的な蕨市での葬儀費用や家族葬の規模についてご不安がある方は、中央福祉葬祭にお任せください。

中央福祉葬祭では、ご遺族様を中心とした少人数の家族葬はもちろん、火葬のみで見送る直葬（火葬式）から、伝統的で格式のある一般葬まで幅広く対応しております。

川口市・蕨市で家族葬をご検討の蕨市民の方は、どうぞお気軽に中央福祉葬祭へご相談ください。