葬儀コラム

ご逝去後、すぐに火葬されるわけではないことに、疑問や不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「なぜ安置するの？」「どこに？」「どれくらい？」といった疑問にお応えするため、
今回は遺体安置の平均期間とその理由について、公的調査をもとにわかりやすく解説いたします。

📅 平均的な安置期間は「1～3日」

厚生労働科学研究費補助金による調査（令和元年度）では、
遺体の安置期間について、「1〜3日間程度」が最も一般的であると報告されています。

🔗 出典：厚労科研「葬儀・葬儀場等に関するアンケート調査（報告書）」https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/report_pdf/

📌 なぜすぐに火葬できないのか？ 主な理由3つ

① 法律により「死後24時間以内の火葬は禁止」

日本では墓地・埋葬等に関する法律第3条により、
「死亡後24時間を経過しないと火葬してはならない」と定められています。
これは誤診や仮死状態などの可能性を排除するための法的配慮です。

② 葬儀・通夜準備のための時間

式場や僧侶の手配、参列者への連絡、遺影・お花の準備など、
葬儀の実施にはどうしても数日間の準備期間が必要となります。

③ 故人と過ごす最期の時間を大切にするため

お顔を見て、声をかけ、手を合わせる時間――
この「お別れの時間」は、ご遺族の心の整理＝グリーフケアにもつながる、大切なひとときです。

🏠 遺体安置の場所は？（自宅・式場・施設）

安置場所	特徴
ご自宅	落ち着けるが、設備やスペースが必要な場合も
式場内の安置室	通夜〜葬儀まで一貫して対応できる
専用安置施設	24時間保冷・面会可能な管理体制あり

中央福祉葬祭では、川口市・蕨市エリアを中心に24時間対応の安置室・霊安室をご用意しています。
また、遠方からの搬送にも柔軟に対応しております。

💬 よくあるご質問

Q. 安置費用は別途かかりますか？
→ 多くの式場では日数に応じた保管料が発生します。当社では明瞭な料金説明を行っています。

Q. 面会は自由にできますか？
→ 施設ごとに時間制限がある場合もありますが、可能な範囲で柔軟にご案内しております。

🌿 まとめ：安置期間は「待つ時間」ではなく「整える時間」

遺体安置は単なる“時間の空白”ではありません。
それは、ご家族にとっての準備期間であり、心の整理のための時間です。

中央福祉葬祭では、ご遺族に寄り添いながら、
安置〜通夜・告別式までを丁寧にサポートいたします。